折りたたみ自転車、アウトランク-H
鮮やかなカラーリングで、おしゃれ度が高いデザインですね。
実際の乗り心地はどうなのか?
実際に乗ってみて分かったことを元に、評価してみました。
持ち運びが楽な自転車
この自転車に乗った第一印象は「見た目以上に軽い」でした。
重量は8.5kg。
やっぱり自転車は10kgを切ると、めちゃくちゃ軽く感じます。
「どこでも持ち出せる」が設計コンセプトなだけあって、持ち運びしやすい工夫がしてあります。
特に便利なのはフレームの取っ手。
これがあるおかげで、片手で持ち運べます。
電車に乗るときには、別売りの専用バッグを使えば楽々。
軽いので、それほど苦労はしません。
折りたたみはハンドルのみ
折りたたみ自転車なので、折りたたみ機能についても触れておきます。
アウトランク-Hが折りたためるのはハンドルだけです。
フレーム自体には折りたたみ機能はないので、ご注意ください。
ただ、私はこれで十分だと感じました。
・アウトランク-H自体が小さい
・ハンドルをたためば収納スペースが小さくなる
ハンドルをたたむだけでも、思った以上にスッキリします。
車のトランクには横に寝かせて入れられるし、家の玄関の壁に立てかけても邪魔になりません。
もともとアウトランク-Hはコンパクトなので、不便さを感じませんでした。
スピードはどう?
折りたたみ自転車で気になるのがスピードです。
アウトランク-Hのスピードは控えめです。
イライラするほど遅くはありませんが、全力で競争すればママチャリに負けるかもしれません。
ただし、こぎ出しは軽いです。
すぐ加速できるので、信号が多い街なかで乗るならスピードは気になりませんでした。
やはりアウトランク-Hは、近距離で乗るための自転車です。
適正な距離は片道30分以内だと思ってください。
自転車で30分以上かかるような距離なら、別の自転車が良いでしょう。
走行性能重視で折りたたみ自転車を選ぶなら「cyma connect」あたりが手頃です。
すぐ壊れない?
自転車の良し悪しを決めるのはスピードだけではありません。
耐久性も大事です。
アウトランク-Hはフレーム部分に折りたたみ機能がないので、構造自体はしっかりしています。
普通の自転車と同じぐらいの耐久性はありそうです。
試しに体重90kg近い友人が10kmほど乗り回し回したが、全く問題ありません。
ただし、タイヤの消耗には注意。
小さい分、同じ距離を走っても回転数が多くなるため、理論上はタイヤが消耗しやすいはずです。
タイヤの質はしっかりしていますけどね。
毎日乗るなら片道30分以内の範囲がおすすめ。
それ以上の長距離で毎日乗りたいなら、タイヤの耐久性やスピード的に他の自転車のほうが良さそうです。
例えばJeepの折りたたみ自転車なんかは、耐久性重視ですよ。
ブレーキはよく効く
自転車の安全性の要はブレーキです。
アウトランク-Hは、前後ともにVブレーキ。
キュッと止まります。
車体自体が小さくて軽いので、小回りも抜群。
ストップ・アンド・ゴーが多い都会向きの走りが得意です。
上り坂も結構走れる
自転車を車に積んで現地で乗り回すとき、坂道に強いかどうかが大事です。
景色のいい場所は、坂道が必ずあるはず。
坂道の走行性は満足度に直結します。
アウトランク-Hは、坂道もそこそこ走れます。
普通のママチャリよりもペダルが軽いので、少々の坂道なら大丈夫です。
ただし、今後坂道が多い場所を走る機会が多そうなら、トランスモバイリーなどの電動アシスト折りたたみ自転車を探したほうがいいと思います。
ライバルはウルトラライト6と7
アウトランク-Hは、折りたたみ自転車としては最軽量クラスです。
ライバルは、以前紹介した「プラチナムウルトラライト6」でしょうか。
アウトランク-Hよりも値段は高いですが、いい自転車です。
同じシリーズのウルトラライト7も人気です。
フレームも折りたためる自転車が欲しいなら、ウルトラライトシリーズをチェックしましょう。
実店舗よりネット経由が安い
いかがでしょうか。
アウトランク-Hは、持ち運びを重視した自転車。
ちょっとしたときに、サッと乗れる。
車にでも積んでおけば、行動範囲が一気に広がるでしょう。
なお、アウトランク-Hはネット経由で買ったほうが安い場合が多いです。
サイクルベースあさひの通販サイトなどは、事前にチェックしてくださいね。