パンクしにくいクロスバイクと言えば?
私が真っ先に思い浮かべたのは、BRIDGESTONEのTB1です。
他のクロスバイクとどこが違うのか?
詳しくお話しします。
なぜTB1はパンクしにくいのか?
TB1のタイヤは、ロングレッドというBRIDGESTONE独自のものです。
ロングレッドとは、新素材ゴムを使った耐久性重視のタイヤ。
柔軟でしなやかな素材で、タイヤ側面のひび割れに強いのが特徴です。
普通のタイヤなら、空気が抜けてくるとタイヤが歪んでひび割れます。
最終的に中身のチューブにダメージが入ってしまい、パンクしてしまうのです。
ところがロングレッドは空気圧が低くなったときでも、しなやかな素材のおかげで長い時間耐えられます。
もちろん、空気圧はきちんとしたほうがいいのですが…
さらに、タイヤのゴムの内側も独自技術が使われています。
タイヤの内側を滑らかにするチューブガード構造になっていて、タイヤのゴムと中のチューブの摩擦を最小限にしています。
摩擦が少ないのでチューブが破れてパンクするリスクは激減です。
ここまで徹底的に耐久性にこだわっているクロスバイクは珍しいです。
普通のクロスバイクの場合は、軽量化・スピードアップが第一。
タイヤはこまめに交換する前提で、耐久性よりも加速しやすさを重視しています。
ちなみにタイヤのサイズは、一般的な27インチ。
万が一パンクしたとしても、どこの自転車屋さんでも修理可能というのも心強いです。
通勤・通学の移動手段で乗る人が多い
TB1の購入者のほとんどが、通勤や通学などの日常生活の移動手段として利用しています。
そこそこの値段で、耐久性が高い。
日本独自の安全基準であるBAAに合格しているのも安心感があります。
逆に、趣味でクロスバイクに乗りたい人はもっと軽くて高額なクロスバイクを選ぶようです。
TB1の車体重量は約15kg。
本格的なクロスバイクなら10kgを切るので、1日中何十キロも走りたい人には物足りないのでしょう。
とはいえ、TB1は平均的なママチャリよりは5kgぐらい軽いです。
ママチャリから乗り換えるなら、十分に軽さを感じますよ。
TB1は軽量化よりも壊れにくさと使い勝手重視。
オートライトや泥除けが標準装備であることからも、設計段階から日常生活で使うことを想定していることが分かります。
日本人の体格に合わせたフレーム
BRIDGESTONEサイクルのような国内メーカーのクロスバイクは、日本人の体格に合わせて設計されているのが嬉しいポイント。
海外メーカーのクロスバイクはハンドルとサドルの間隔が広すぎて、小柄な日本人が乗ると前傾姿勢がキツくなりすぎることがあります。
スポーツ自転車に慣れていない人にはキツいです。
TB1はちゃんと日本人向けに作られています。
乗りやすいですよ。
しかも、フレームサイズは420mmと480mmの2種類あります。
小さい方のクロスバイクなら、身長146センチ以上で乗ることが可能です。
シンプルな変速機で簡単
TB1の変速機は7段階。
クロスバイクとしては少なめですが、毎日の移動手段として乗るなら十分です。
操作もシンプルなので、クロスバイクが初めてでも戸惑うことはないでしょう。
高度な変速機はメンテナンスも大変なので、毎日乗るならこれぐらいがちょうどいいです。
忘れがちなパーツも標準装備
TB1は使い勝手重視のクロスバイクなので、色々なパーツが標準装備でついています。
スタンド
カギ
ライト
泥除け
ママチャリなら当たり前のパーツですが、クロスバイクやロードバイクで標準装備は少数派。
特に忘れがちな泥除けが標準装備なのは嬉しいです。
泥除けなしのクロスバイクで出かけると、すぐ背中に泥が跳ねて大変ですから。
後からあれこれ追加しなくても、すぐ乗れる。
空気入れもママチャリと同じものを使えるので、面倒な作業なしですぐ楽しめます。
ブレーキも街乗りを意識している
TB1はブレーキにも街乗り重視の姿勢が出ています。
前:Vブレーキ
後ろ:ローラーブレーキ
クロスバイクでローラーブレーキを装着しているのは珍しいです。
ローラーブレーキは、静かで長寿命なのが特徴。
雨でも安定しているし、古くなってもキーっていう不快な音がほとんどしません。
毎日の移動手段として乗るなら、スポーツ自転車用のブレーキよりもローラーブレーキのほうが使い勝手は良いですよ。
購入はメンテナンス性も考えて
いかがでしょうか。
TB1は、普通のクロスバイクと違って日常生活での使い勝手を重視した自転車です。
値段は通販で買うほうが安い場合が多いですが、メンテナンスのことも考えると店舗数が多いところが安心です。
例えばサイクルベースあさひで買っておけば、いざというとき立ち寄れて便利です。